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2019.03

  • クロアチア
  • 電波関連
規制機関HAKOM、2GHz帯オークションを実施
ネットワーク産業規制庁(Regulatory Authority for Network Industries:HAKOM)は、2019年1月、2GHz帯を対象とした周波数オークションを実施し、その結果、A1 Hrvatska及びTELE2がそれぞれ5MHz×2、10MHz×2を取得した。オークションは、2GHz帯(1920-1980 / 2110-2170 MHz)のうち1965-1980MHz/2155-2170MHzを5MHz×2ごとに分割した3周波数ブロックを対象に実施された。免許期間は、2024年12月22日まで。技術中立に基づくが、LTE等の4Gサービスが提供されることが見込まれている。

オークションには既存事業者2社(A1 Hrvatska及びTele 2)が参加し、1ブロックの最低価格2,400万クロアチアクローナ(HRK)に対し、各社は下表の金額を入札した。3ブロックともA1 Hrvatskaが高額で入札したが、HAKOMは、オークション規定を勘案して入札結果を検討し、最終決定を下すとした。



オークション規定では、1事業者が保有できる周波数帯域の流量制限が設けられており、791-821 / 832-862 MHz、880-915 / 925-960 MHz、1710-1785 / 1805- 1880 MHz、1900-1920 MHz、1920-1980 / 2110-2170 MHzにおいて保有できる帯域は、140 MHz幅までと制限された。本オークション実施以前にA1 Hrvatskaは129.4 MHz幅、Tele 2は99 MHz幅を保有していたため(注)、本オークションで取得できる帯域は、それぞれ1ブロック、3ブロックまでが最大とされ、HAKOMは、同年2月に、入札額の高かったA1 HrvatskaにAブロックを、Tele 2には、残ったBブロック及びCブロックを割り当てる最終決定を下した。
(注)最大の保有事業者はHrvatski Telekom(ドイツテレコム系)(153.8 MHz幅)

落札事業者には、カバレッジ義務が課されており、免許付与後1年以内に人口10%、免許期限までに人口50%をカバーすることとされている。また、落札金は、2019年中に国家予算として納付される。