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2019.03

  • イギリス
  • 放送・メディア
チャンネル4、本社のリーズへの移設およびクリエイティブ・ハブの設置に関する詳細を発表
英国の公共サービス放送事業者のチャンネル4は3月19日、本社の移設先をリーズに決定した件に関して詳細を発表し、クリエイティブ部、デジタル部および運営部をそれぞれ全国の地方事務所に設置することを明らかにした。

同社は本社のリーズへの移設に加えて、ブリストルとグラスゴーに番組制作委託の拠点となる「クリエイティブ・ハブ」を設置し、ロンドンにも規模を縮小した「ロンドン本社」を残す計画である。

チャンネル4は近く、リーズの本社ビルと、ブリストルのクリエイティブ・ハブが入るビルを発表する予定。グラスゴーのクリエイティブ・ハブについては既に繊維工場跡地が新拠点を決定している。

新拠点は同社の新戦略「4 All the UK」を推進する目的で新たな人材の発掘・開発を行う。新戦略では、特に地方における雇用を促進しながら、現在35%に留まっている制作費総額に占めるネーションおよび地方におけるコンテンツ制作費の全コンテンツ委託費に占める割合を、2023年までに50%まで自主的に引き上げる目標を掲げた。

向こう5年間にロンドン以外の地域でコンテンツ制作に費やされる予算は2億5,000万ポンド(約380億円)に上る。

クリエイティブ・ハブについては、上記目標を達成するため、単に本社を移設するだけでなく、複数の運営拠点を基盤に事業を進める「マルチサイト運営モデル」に移行する計画の一環として考案されており、今後、ネーション・地方レベルにおいても主要な決定が実施できるようになる。

本社移転とクリエイティブ・ハブの設立で、全国的・地方において最大3,000人が制作に携わり、経済に大きく貢献することが可能になるとチャンネル4は説明している。