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2019.02

  • 韓国
  • スマート社会
カカオがタクシー業界の反抗でライドシェア試験サービス中断
カカオトークを提供するインターネットサービス大手のカカオのライドシェアアプリ試験サービスが、タクシー業界の激しい反発で1月中旬に中断に追い込まれた。

カカオは子会社カカオモビリティを通じて、自家用車でのライドシェアアプリ試験サービス「カカオカープール」を2018年末から提供開始したが、試験サービスが開始されるとタクシー業界のデモは拡大の一途をたどり、1月までにタクシー運転手2名が抗議の末に焼身自殺する事態まで発生したため、カカオが折れた格好。なお、2月にもカカオのライドシェアアプリに抗議するタクシー運転手の自殺未遂騒動が起きている。試験サービスは一時中断方針が1月15日に正式発表され、18日に中断されている。カカオはサービス計画を白紙化することも視野に入れてオープンな姿勢でタクシー業界とさらに対話の機会を模索するとしている。

昨年カカオがライドシェアサービスを準備中と伝えられるとタクシー業界が反発し、業界の主要4団体が11月から大規模デモを展開。騒ぎが大きくなると与党がタスクフォースを設置して仲裁に乗り出したものの解決には至らず、所管の国土交通部(部は省に相当)も手をこまねいている状態であった。与党タスクフォースは問題解決に向けて、政府と業界関係者を集めて議論する機構を1月22日から立ち上げて協議を開始しており、今後の動向が注目されているが、2月後半現在もこれといった成果が見られない状況。