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2019.01

  • 中国
  • 電波関連
工業・情報化部、5G試験用に3000-5000MHz(中間周波数帯)を割り当て
2018年12月、工業・情報化部(MIIT)は、中国電信、中国移動、中国聯通に対し、5Gの試験用周波数として3000-5000MHz(中低周波数帯)を割り当てた。各事業者に割り当てられた帯域は以下のとおりである。



MIITは、5G用周波数として、3000MHz以下(低周波数帯域)、3000-5000MHz(中間周波数帯)、24GHz以上(高周波数帯域)を検討しているが、そのうち、中間周波数帯については、2017年11月に公布された「3000-5000MHz(中間周波数帯)における5Gの周波数利用計画」において、3300-3600MHz及び4800-5000MHz(3300-3400MHzは原則屋内利用に限定)を5G周波数とすることが規定され、今回、同計画に従い、試験用周波数が割り当てられた。

そのほか、3000-5000MHz帯は、衛星通信業務や天文観測業務やの既存サービスとの干渉対策の調整が必要であり、上記計画では、以下の対策も盛り込まれている。

*5Gは、同周波数帯又は隣接周波数帯において展開する電波天文学業務及びその他の無線業務を干渉してはならない。
*本計画の公布後、以下の帯域で利用される各業務の申請は受け付けない。
・3400-4200MHz及び4800-5000MHz(地上固定無線業務用)
・3400-3700MHz(宇宙無線局業務用)
・3400-3600MHz(宇宙無線局の測定・制御業務用)

また、干渉軽減措置等の費用については、2018年12月公布された「3000-5000MHz周波数帯第5世代移動通信基地局と衛星地上局等無線局の干渉協調管理弁法」において、原則として5G基地局の設置・使用機関が負担すると規定されている。