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2019.01

  • スイス
  • 放送・メディア
スイスは地上デジタルTV放送(DVB-T)を2019年6月に停波
スイス公共放送協会SRG SSRは、スイス連邦通信庁(OFCOM)との合意に基づき、欧州初となる無料の地上デジタルTV放送(DVB-T)サービスを2019年6月3日に終了する。これは2018年末の有料DVB-Tサービスの終了に続くものとなる。スイスでは、2018年3月4日に「受信料制度を廃止すべき」とする国民発議について是非を問う国民投票が行われ否決されたが、DVB-Tの停波は年間1億スイスフランの経費削減の一環として実施されるもの。

スイスは歴史的にケーブルによるテレビ受信が主流であったが、現在はIPTVの世帯比率が高まり、ケーブルとIPTVの受信世帯が全体の90%以上を占めている。他方、衛星やDVB-Tはいずれも受信世帯の5%以上を占めたことはなく、DVB-Tの受信世帯は全体(約270万世帯)の1.9%(約6万4,000世帯)に留まる。

SRG SSRは現在、約6万4,000世帯に無料のDVB-Tを放送するために、200以上のDVB-T送信機を運用している。DVB-Tの停波によって影響を受ける世帯については、契約が不要な無料の衛星放送(DVB-S2)に切り替えることを、SRG SSRは推奨している。