フィンランド通信規制庁(Finnish Communications Regulatory Authority:FICORA)は、 2018年9月26日から10月1日にかけて、3410–3800MHz帯のオークションを実施した。
オークションは、3つの周波数ブロック(各130 MHz幅)に対し行われ、この結果、テリア(Telia:2017年3月、社名をソネラ(Sonera)からテリアへ改称)、エリサ(Elisa)、DNAの3事業者が、それぞれ1ブロックを落札した。免許期間は、2019年1月1日から2033年12月31日の15年間。

フィンランドは、高度デジタル社会の構築を世界的にリードすることを目指しており、5Gは、それを支える超高速通信の技術基盤として位置づけられている。2025年までに100Mbpsサービスのカバレッジを100%にする目標を立てており、2018年7月現在、既に30 Mbpsのデータ・サービスで国内世帯の98%に、100Mbpsのデータ・サービスで国内世帯89%に達している(地理的カバレッジは、居住地域が国土の一部に集中しているため、100 Mbpsが10%、30 Mbpsが45%)。5Gでは、更によりギガ級のデータ速度による高度サービスの提供が期待されている。