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2018.10

  • フランス
  • 次世代ICT
フランスの移動体通信市場ではIPv6の導入が全く進まず
フランスの通信規制機関ARCEPは2018年10月、国内通信事業者におけるIPv6の導入状況に関するデータを公開した。ARCEPは、事業者各社から提供されたデータから、2021年と予測されるIPv4アドレスの枯渇までにIPv6への移行が完了しない可能性を指摘している。

事業者別にIPv6の導入状況を見ると、固定網におけるIPv6化ではフリー及びオレンジが、ブイグやSFRに先行しているという。2018年6月時点のIPv6導入率はフリーで50%、オレンジで45%である一方、ブイグは2.5%、SFRは0.9%とされている。他方、移動体網におけるIPv6の導入は各社ともで全く進展していない。ブイグが一社のみ、7%の導入率を示したものの、他の3社は限りなくゼロに近い状態であるとされる。

ARCEPは今後、通信事業者に限らず、ホスティングやDNSインフラを提供する事業者も含めて、すべての市場参加者にIPv6の導入を積極的に推進するよう求めていく意向である。