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2018.09

  • メキシコ
  • 電波関連
連邦電気通信委員会、周波数オークションにより2.5GHz帯を2事業者に割当て
メキシコ通信規制機関である連邦電気通信委員会(Instituto Federal de Telecomunicaciones:IFT)は、2018年8月、周波数オークションの結果、AT&T及びテレフォニカ(Telefonica:TEF 現地事業者モビスター・メキシコ(Movistar Mexico)はテレフォニカの完全子会社)に2.6GHz帯を割り当てたことを発表した。モバイル・ブロードバンドの高度化に利用され、将来的には5Gでの利用が期待されている。
 
周波数オークションは2500-2690MHzのうち120MHz幅が対象とされ、FDD用に2530-2570MHz/2650-2690MHzの40MHz幅×2を10MHz幅×2ごとに4ブロックに分割した帯域と、TDD用に2575-2615MHzの40MHz幅を20MHzごとに2ブロックに分割した帯域が対象に実施された。免許期間は20年間。
 
上記の周波数ブロックの内、AT&Tは、FDD用周波数2ブロックとTDD用周波数2ブロックを約14億ペソで落札し、テレフォニカはFDD用周波数2ブロックを7億ペソで落札している。IFTが設定した入札最低価格は1周波数ブロック当たり3.5億ペソ(0.0074ドル/MHz/pop)とされており、両事業者とも最低価格で落札した。
 
 

出所:IFT
 
なお、落札事業者には、以下のネットワーク拡張義務が課されている。
(1)入札後4年以内に、モバイル・サービスが提供されていない人口1,000~5,000人の557地域のうち200以上の地域において、自社及び他社が保有する利用可能な周波数を用いてモバイル・サービスを提供する。
(2)落札後3年以内に、2.5GHz帯を用いたサービスを人口100万人以上の13都市のうち10都市以上で、モバイル・サービスを提供する。
(3)落札後4年以内に、経済特別区につながる幹線道路において、モバイル・サービスを提供する。