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2018.09

  • シンガポール
  • スマート社会
世界初の国内統一QRコード規格
2018年9月17日、オン・イェ・クン財務委員(教育相兼任)は、多方式が乱立しているQRコードについて、統一のものを世界で初めてリリースすると発表した。Singapore Quick Response Code(SGQR)の商標のもとに、シンガポール国内で利用されているモバイル系の27のQRコードが6か月で統一されることになる。
 
SGQRは、財務省と情報通信メディア開発庁が、国内外の決済手段関連事業者と開発したもので、9月中には、シンガポールのビジネス中心部で利用が開始され、6か月程度で既存のものと置き換えられる計画になっている。SGQRは、EMVCoが2017年に発表した「売手提示型決済システム用QRコード」をベースにしている。
 
「デジタル・ネイション」を目指すシンガポールでも、キャッシュレス化の進展に関しては、政府が強い関心を抱いていた。昨年の建国記念日の演説においては、リー首相が、三つの主要な取り組みの一つに、キャッシュレス化を取り上げており、それ以降、財務省の支払審議会(Payment Council)で様々な検討がなされてきていた。
 
利用面での促進のために、シンガポールの主要外食産業である「屋台街(Hawker centre)」での利用率を上げるための取組を代表例として、零細企業の導入促進策も展開されている。