米国連邦通信委員会（FCC）は2018年8月3日、次世代無線サービスのための28GHz帯及び24GHz帯のUMFUS（Upper Microwave Flexible Use Service）免許のオークション規則に関する告示を発表した（注1）。主な内容は下表のとおりで、28GHz帯免許については2018年11月14日より入札が開始され、24GHz帯免許は28GHz帯のオークション終了後に入札が開始される。
| 項 目 |
内 容 |
| 免許数（合計5984件） |
28GHz（3072件） |
周波数 |
ブロック1： 27.5-27.925GHz
ブロック2： 27.925-28.35GHz
|
| 帯域幅 |
425MHz幅 |
| 免許地域 |
群（County） |
| 免許数 |
1536件／ブロック |
| 24GHz（2912件） |
周波数 |
24.25-25.25GHz |
| 帯域幅 |
100MHz幅 |
| ブロック数 |
7（A～G） |
| 免許地域 |
PEA（Partial Economic Area） |
| 免許数 |
416件／ブロック |
| オークション方式 |
28GHz |
SMR（Simultaneous Multiple-Round）オークション |
| 24GHz |
時計（Clock）オークション |
| 前金支払額（Upfront Payments） |
28GHz |
ブロック |
10,174,460ドル |
| 合計 |
20,348,920ドル |
| 24GHz |
ブロック |
21,057,850ドル |
| 合計 |
147,404,950ドル |
| 入札開始価格（Minimum Opening Bids） |
28GHz |
ブロック |
20,336,350ドル |
| 合計 |
40,672,700ドル |
| 24GHz |
ブロック |
42,108,640ドル |
| 合計 |
294,760,480ドル |
| モバイル周波数保有制限 |
上限値 |
1850MHz |
| 対象帯域 |
24GHz、28GHz、37GHz、39GHz、47GHz |
| 落札額の割引（Bidding Credit）の適用 |
小規模事業者 |
割引比率 |
過去3年間の平均売上高
5,500万ドル以下： 15％
2,200万ドル以下： 25％
|
| 農村サービスプロバイター |
適用条件 |
契約数 ： 25万以下
人口密度： 100人以下／平方マイル |
| 割引比率 |
15％ |
| 割引額の上限 |
1,000万ドル |
UMFUSの免許期間は10年間で、モバイル又はポイントツーマルチポイントの免許人は、免許更新の申請時において、免許エリアの人口の少なくとも40％に対して信頼性のあるカバレッジ及びサービスを提供し、かつ、顧客又は自家利用のために設備を使用していることを示さなければならない（注2）。
（注1）
FCC Establishes Procedures for First 5G Spectrum Auctions
https://www.fcc.gov/document/fcc-establishes-procedures-first-5g-spectrum-auctions-0
Public Notice, FCC 18-109, August 3, 2018
https://docs.fcc.gov/public/attachments/FCC-18-109A1.pdf
（注2）
Title 47: Telecommunication
PART 30—UPPER MICROWAVE FLEXIBLE USE SERVICE
https://www.ecfr.gov/cgi-bin/text-idx?SID=ab40b1ce35e668ff9e4dc828b5499ec3&mc=true&tpl=/ecfrbrowse/Title47/47cfr30_main_02.tpl