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2018.08

  • インドネシア
  • ブロードバンド・ICT基盤整備
メラプティ衛星打上げ成功
最大事業者テルコム・インドネシアは、米国ケープカナベラルより8月7日に打ち上げられた新シリーズのメラプティ(1)衛星の軌道投入に成功し、試験運用が開始されたと発表した。
 
軌道位置は東経108度で、9月より本格運用が開始される。16年の耐用年数を見込み、トランスポンダは、60本搭載しており、東南アジア向けCバンドが24本、南アジア向けCバンドが24本、拡張Cバンドが12本の構成である。
 
ひきつづき衛星は、3T地域(2)の住民にICTサービスを提供することを最重要課題として設計されており、世界最大の島しょ国において、いかにして広帯域のサービスを提供するかという課題解決の役割を担う。また、南アジア向けのビームが大量に計画されている点から、テルコム社が、国際展開を計画していることがうかがえる。
 
(1) 通例だとこの衛星はTelkom4と名付けられる予定だったが、無味乾燥な名前よりも愛称的なものが好ましいという判断から命名された。「メラプティ」はインドネシア語で「紅白」、インドネシア国旗の別称でもある。
(2) Daerah Terdepan, Terluar, dan Tertinggal;辺境、外縁、未開地域。