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2018.08

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中国鉄塔、香港で上場。さらなる基地局の増設を目指す
移動体通信インフラ運営事業者の中国鉄塔は8月8日、香港証券取引所に正式に上場した。資金調達額は530億香港ドルで、先日、同取引所に上場した携帯電話メーカーの小米(Xiaomi、240億香港ドル調達)を抜き、今年同取引所の最大、かつ、この2年間で、世界最大規模のIPOとなった。
 
発行価格は公募価格の下限である1.26香港ドルで、431億1,400万株を発行し、応募倍率は1.36倍であった。初日の取引は、初値は公募価格の1.26香港ドルで開始、高値と安値はそれぞれ1.29香港ドル、1.26香港ドルで、値幅は2.38%であった。
 
中国鉄塔の発表によれば、同社の2018年上半期における営業収入が前年同期比6.2%増の353億3,500万元で、純利益が同8.0%増の12億1,000万元であった。 
 
営業収入の内訳は、基地局類業務収入が同3.8%増の340億6,400万元、屋内通信関連業務の収入が同94.3%増の8億2,400万元、他業界も含む敷地利用・情報業務の収入が前年同期の2,200万元から3億7,400万元に拡大した。 
 
同社は2014年に設立されて以降、基地局類業務が着実に成長し、屋内通信関連及び業界を跨る業務の規模も急速に拡大した。総収入が大幅に増加するとともに、収入構造が徐々に多元化してきた。  
 
2018年6月末現在、中国鉄塔が管理しているサイト数は189万8,000箇所に増え、借り主の数は278万5,000に達した。1サイト当たりの平均借り主数は2017年末の1.44から1.47に上昇し、敷地の共有レベルは引き続き上昇傾向にある。