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2018.07

  • オーストラリア
  • ブロードバンド・ICT基盤整備
NBNの地方展開拡大により、オーストラリアがOECD加盟国の中でネットを平等に提供する国のトップ10に
政府の推進する全国ブロードバンド網(NBN)計画により、オーストラリアでは大都市圏以外に所在する殆どの建造物でNBNによるFTTxサービスの利用が可能である。
 
NBN計画では地方部を優先的に位置づけ、ネットワークを構築した結果、オーストラリアにおける都市圏と地方部のデジタル格差は縮小しており、OECDの調査によるインターネット速度の平等性ランキングでも、2012年の29位から、2018年には17位にまでランクを上げている。なお、同ランクは2021年には10位まで上昇すると予測されている。
 
他方、NBNは2017年度に約4億5,000万USDの付加価値額を誘発したと推計されており、この額は2021年度には約53億USDにまで増加すると予測されている。同時に、NBNは2017年度に国内で約1,750人の追加雇用を誘発したとされ、この効果も2021年度には約2万人にまで増加すると予測されている。
 
加えて、NBNが既に提供されている地域では2017年度に新規事業が約5,400件創出され、この件数は全国平均の約2倍であることも明らかにされている。