[HTML]
H1

詳細ページ

お知らせ表示

2018.05

  • イギリス
  • 次世代ICT
ロンドン警視庁、ストーカー犯罪への対応で専門ユニットを開設、テクノロジーを活用したアラートシステムなどの導入を検討
ロンドン警視庁は5月10日、ストーカーによる犯罪に対応する目的で、警察、保健組織、自治体および被害者支援団体等が協力し、専門ユニット「ストーキング脅威アセスメントセンター」を設置すると発表した。このような取組みは世界でも珍しいと説明している。
 
ストーキングは成人女性の5人に1人、男性の10人に1人は一度は経験するとされており、被害者の心理的回復だけでなく、加害者に対するリハビリなどを、異なる専門性を持つ組織が協力して実施することで、同犯罪の削減を目指す。
 
同センターはまず、ロンドン3区(バーネット、エンフィールド、ハーリンゲイ)で複数組織によるストーキング対応プログラム(MASIP)を展開する予定。
 
なお、ロンドン警視庁は、テクノロジーをストーキング犯罪の削減・防止に活用する事を検討しているとしており、既に加害者向けの電子タグや、被害者向けの近接状況を把握できるアラートシステムに関して、企業と協議を始めていると説明している。