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2018.03

  • ベトナム
  • 放送・メディア
地上波アナログ放送停波の進行状況
ベトナムでは、地上波デジタル放送の進展とユニバーサルなサービス提供などの視聴環境の整備を経て、アナログ地上波放送の停波が順次進行している。
 
最初にデジタル放送が開始されたハノイ、ハイフォン、ダナン、HCMC、カントーの5大都市では、ダナンでパイロット・プロジェクトとして2015年12月末に先行して停波し、2016年8月15日に他の4都市で停波した。また、2016年12月30日には第二段階でデジタル放送が開始された省のうちバク・ニン、ハイ・ズオンなどの8省で停波が完了している。
 
2017年には計画の第二段階が完了し、国内34の省と省級市での停波が完了した。その結果、人口の65%がデジタル放送を受信していることになった。また、2017年12月31日には第三段階に指定されている六つの省での停波が行われた。完全停波の予定は、2020年中となっている。
 
情報通信省では低所得世帯にデジタルTVチューナーを配布する等、ユニバーサルサービス展開にも配慮しつつ、この計画を進めてきている。第三段階と第四段階では、より条件の厳しい地域での計画推進が必要である。一方で、メコンデルタ地域では開いた周波数をモバイル・ブロードバンドに割当てるなど、Digital Dividendも発生し始めている。