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モバイル分野の業界団体であるGSMAは2月26日、IoTとビッグデータの分野で世界銀行と協力すると発表した。世界銀行の金泳基会長は、GSMAや世界の通信事業者と協力してIoTのビッグデータを活用することで、極端な貧困を支援し、新たな経済成長を可能にすることができると述べている。
 
同イニシアチブは、IoTデバイスを通じてモバイル通信事業者が収集した匿名化データやスマートフォンの利用データから新しい洞察を引き出すというもの。GSMAと世界銀行は、個人のプライバシーを保護しつつIoT環境を構築するため、産業界のリーダー、開発パートナー、政府に対して協力して取り組むことを呼び掛けた。
 
なお、今回の取組みは、モバイル通信業界および主要な多国間開発銀行を含む最初の広範なイニシアチブとなる。開発途上国には38億以上のモバイル加入者が存在するほか、GSMA Intelligenceは、2025年までに世界のIoT網への接続は250億に達すると推計している。