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2018.03

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台湾の無料公衆無線LAN「iTaiwan」、登録者数が460万に
台湾発展委員会は2018年2月、台湾における無料公衆無線LAN「iTaiwan」の登録者数が460万に達し、利用者数が累積で2億8,000万を超えたと発表した。
 
「iTaiwan」は中央及び地方の行政機関によって運用されているもので、2011年10月よりサービスが開始された。離島も含む台湾全土にある郵便局や駅、図書館、病院など公的機関のほか、観光名所や高速サービスエリア、桃園及び松山空港、高速鉄道のホーム・車内などでの利用も可能となっている。
 
2013年5月以降、域外観光者も同サービスを利用できるようになった。利用にあたって、観光局のサービス・カウンターやトラベル・サービス・センターでの申請が必要となっているが、事前のオンライン申請により、到着した空港ロビーでアカウントの取得ができる。有効期限は30日間で、延長手続きをすれば、60日あるいは90日間まで延長可能となっている。
 
このほか、台北市では「Taipei Free」、新北市では「New Taipei」、台中市では「iTaichung」、台南市では「Tainan-WiFi」といった具合に、各自治体によって独自運用されている公共Wi-Fiサービスも多数存在する。「iTaiwan」のアカウントがあれば、これらのサービスも無料で利用できる。
 
更に、教育部からの協力を得て、「iTaiwan」と台湾学術無線LANの「TANet」との認証が共通化されている。「TANet」は130の大学にある8,000に及ぶホットスポットを有する。その結果、利用者は「iTaiwan」または「TANet」のいずれかのアカウントを持っていれば、両方のサービスの利用ができ、計2万に及ぶホットスポットにアクセス可能となる。
 
へき地におけるWi-Fiの構築について、台湾通信放送委員会はユニバーサルサービス基金に加え、「ユニバーサルサービス地域のブロードバンドアクセス環境」計画に基づき費用を拠出し、サービスの改善に取組んでいる。