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2016.07

  • 国際
  • 放送・メディア
スマートTVの出荷台数、全体の過半数に

IHSが実施した2016年第1四半期テレビ市場調査によると、インターネット接続機能を備えたテレビ(スマートTV)の出荷台数が、世界で出荷されたテレビの過半数を初めて占めるに至った。2015年第4半期におけるスマートTVの出荷台数は3,420万台であったが、2016年には1億900万台を、2020年には1億3,400万台を突破することが予想される。

地域別の動向としては、北米と中国におけるスマートTVの成長が顕著である。北米では、2016年第1四半期中に出荷されたテレビの56%がスマートTVだった。中国でも、出荷された5台に4台がスマートTVだった。

中南米では、テレビ市場の不振が続いているにもかかわらず、スマートTVの出荷台数は増加し続けている。同四半期中に出荷されたテレビの半分以上がスマートTVだった。

一方、コンテンツ不足を背景に、日本と欧州におけるスマートTVの出荷台数は頭打ちを迎えている。日本では、スマートTVが全テレビ出荷台数に占める割合は38%で、2011年以来最低を記録した。欧州でも、2014年以降、スマートTVの割合が全出荷台数の45%を切る状態が続いている。

なお、第1四半期に出荷されたスマートTVの半数近がAndroidを採用していた。