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2017.07

  • 国際
  • モバイル
業界団体GSMA が設立した「モバイルIoTイニシアティブ」、世界各地で商用ネットワークの運用を開始

移動体通信事業者の業界団体GSMAは6月26日、認可周波数帯における省電力広域ネットワーク(LPWA)ソリューションの導入促進のために2015年に立ち上げた「モバイルIoTイニシアティブ」が、世界各地で正式に運用を開始し、プロジェクトが軌道に乗りつつあることを発表した。現在、同イニシアティブには、モバイル通信事業者、機器メーカー、チップセット企業、モジュール企業、インフラ企業などから74社が参加している。

具体的には、中国では、中国移動、中国聯通、中国電信らが狭帯域IoT(NB-IoT)ネットワークの商用サービスを開始し、ボーダフォンはスペインとオランダにて、ドイツテレコムは国内数都市およびオランダ全国にてNB-IoTを展開し、米国ではAT&Tおよびベライゾンが全国規模のLTE-M(LTE-Machine)ネットワークの運用を発表している。3GPPによって標準化された新たなモバイルIoTネットワークは、スマートメーター、環境センサー、家庭用電化製品などのマスマーケット向けIoTアプリケーションに利用されることとなる。

GSMAはまた、新たなLPWAソリューションの開発を目的とした「モバイルIoTイノベーターズ・プログラム」に対しても世界中から500社以上が参加協力していることを明らかにし、大規模なIoTエコシステムへの発展に期待を寄せている。