フェイスブックは2016年5月10日、ナイジェリアでエアテル・アフリカと提携し、無料データ接続アプリ「フリーベーシックス(Free Basics)」の提供を開始した。
フェイスブックは2013年8月に、発展途上国の50億人にインターネット接続を提供することを標榜したイニシアチブ「Internet.org」をテクノロジー企業6社(エリクソン、MediaTek、ノキア、オペラ、クアルコム、サムスン)と開始した。
現地の通信キャリアと提携することにより、特定のサイトやサービスへのデータ接続料金を無料とするアプリを開発し、2014年7月にザンビアで提供開始され、同アプリが後にフリーベーシックスと命名され現在に至っている。
現在提供されている40か国のうち半数以上がアフリカ諸国であり、2,500万超のそれまでネット接続を利用したことが無かった人々に提供されている。
エアテルは2015年11月にアフリカでサービス提供中の全ての国でフリーベーシックスの提供を開始すると発表した。ナイジェリアでは、医療、教育、雇用、金融等に関わる85超のサービスが無料となる。