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2015.07

  • ケニア
  • モバイル
サファリコムによる農業支援の取組み

ケニア移動体通信最大手サファリコムは、ICTを用いた様々な活動を通して、ケニアの農業を支援している。

5月29日には、農業・畜産・水産省(MoALF)と共に、50万以上の農家を対象とした農家支援プログラムのパイロットテストを開始すると発表した。サファリコムが同省のために開発した、肥料割引券と重要情報を提供・配分するソリューション「電子肥料補助金管理システム」により、農家は移動電話を使って肥料の割引券を入手・利用できるようになる。また、このソリューションにより、政府は肥料のタイプと量について、将来の必要分に関する計画を立てられるようになる。

またサファリコムは、6月17日に、ケニア茶業開発機構(KTDA)とキャッシュレス・ペイメント・ソリューションで提携すると発表した。KTDAの国内の66工場で、同社のモバイルマネー・ソリューションであるM-PESAを使用できるようになる。

KTDAの工場では、訪問販売(FDS)を通して年間10億ケニア・シリングを現金で取引している。今回の提携により、工場はM-PESAの支払を受付けられるようになり、現金を扱う工場の従業員の安全に関する、長年の懸念に対処できるようになる。すでに54工場がM-PESA経由での取引を開始し、残りの12工場も今後数か月以内に開始する。