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2017.11

  • ニュージーランド
  • 電波関連
アナログ跡地のVHF帯バンドIIIの一部を陸上移動無線に割り当てるコンサルテーションを開始

2017年10月30日、ニュージーランドのビジネス・イノベーション・雇用省(Ministry of Business, Innovation and Employment: MBIE)無線周波数管理課(Radio Spectrum Management: RSM)は、地上波TV放送のアナログ跡地であるVHF帯バンドIII(174–230 MHz)のうち、陸上移動無線(Land Mobile Radio: LMR)に再配分された174-184 MHzを割り当てるため、免許制度、割当ての方法やその条件、技術仕様等について検討するコンサルテーションを開始した(注1)。パブリックコメントの締切りは、2017年12月13日となっている。

ニュージーランドでは2013年にTV放送のアナログからデジタルへの移行が完了し、2016年にアナログ跡地のVHF帯バンドIIIの再配分に関するコンサルテーションが実施された。その結果を受け、通信担当大臣は2017年4月、新たな用途として、IoT(Internet of Things)、LMR、ニュージーランド国防軍(New Zealand Defence Force: NZDF)の重要通信に配分することを決定した(注2)。また、将来の用途としてデジタル音声放送(Digital Audio Broadcasting: DAB)向けに帯域が確保された。新たな用途に配分又は確保された帯域は、以下のとおりである。

  • LMR: 174-184 MHz(10MHz幅)
  • DAB: 184-206 MHz(22MHz幅)
  • IoT: 210-220 MHz(10MHz幅)
  • NZDF: 225-230 MHz(5MHz幅)