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2016.11

  • ニュージーランド
  • ブロードバンド・ICT基盤整備
ルーラルブロードバンド・イニシアティブが第1フェーズを終了

ニュージーランド政府は2009年9月から、全国域で光ファイバ網を新規に構築し、「2019年までに市民の75%が通信速度100Mbps でのFTTHサービスを利用可能とすること」を目標とした「超高速ブロードバンド(Ultra-fast Broadband: UFB)イニシアティブ」を実施している。

2016年6月現在、UFBイニシアティブによる光ファイバ網の接続件数は約100万6,700件で、目標の69%に達している。また、FTTHサービスの加入数は約24万4,000件で2015年末比から約22%増加、接続件数の約24%に達している。

他方、政府はルーラル地域に対しては「2019年までに市民の90%に対して接続速度5Mbps以上でのインターネット接続を提供すること」を目標とする「ルーラルブロードバンド(Rural Broadband: RB)イニシアティブ」を実施している。RBイニシアティブは2016年6月に第1フェーズを終了、10月に第2フェーズを開始した。

2016年6月に終了したRBI第1フェーズでは、全国のルーラル地域で約29万3,000人にブロードバンドを提供することに成功している。また、第2フェーズでは約1億5,000万NZDの予算を投じて、更なるカバレッジの拡大、及び通信速度20Mbps以上でサービス提供が目標とされる。

なお、政府は両イニシアティブを通じて、2025年までに99%の国民が50Mbps以上、常時10Mbps以上の通信速度でブロードバンドを利用可能とすることを目標としている。