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2015.12

  • ミャンマー
  • モバイル
テレノール・ミャンマー、観光客向けのSIMパッケージサービスを提供

テレノール・ミャンマーは2015年12月からミャンマー初となる観光客向けのSIMパッケージサービスを提供開始した。パッケージの内容は、通信量1GBのスマート・インターネット、5,000MMK分の通話とデータ利用、フェイスブックの無制限利用、通話の受信及びSMSの無料サービスとなっている。SIMカードの有効期限は最初の通話から14日間で、パッケージ料金は1万2,000 MMKと設定されている。

同サービスが導入された背景には、ミャンマーにおける観光業の急成長があり、サービス目的は旅行やビジネスで同国を訪れる外国人による本国との連絡の利便性を高めるためである。テレノール・ミャンマーは同国最大の3Gネットワークを運用しており、同SIMパッケージサービスは全国3,800カ所にある支店や空港、ホテル及び旅行代理店で販売されている。

ミャンマーの通信市場は、2013年に行われた自由化により、ノルウェーに本拠を置くテレノールとカタールに本拠を置くOoredooの2社が市場参入を果たした。参入条件には5年以内に国土の75%のカバレッジ達成、及び音声通話の実施義務がある。

テレノール・ミャンマーは、2014年9月以降、第2の都市であるマンダレーに続き、ネピドーとヤンゴンでもGSMとW-CDMA方式によるサービスを開始した。当時の3都市におけるネットワークのカバー人口数は約900万、サービスの利用できる場所は1万2,000に及ぶ。サービスには音声、データ通信の他、付加価値サービス及び海外通話も含まれており、SIMカードの価格は1,500MMK、ミャンマー国内の通話は1分25MMKで、ポストペイド方式も導入されている。

一方のOoredooは2014年8月に、マンダレー、ネピドー、ヤンゴンを含む主要都市でW-CDMA方式の3Gサービスを開始した。同社はこれまで140億USD以上をネットワーク構築に投入しており、2015年末までに基地局数を3,000基に増やし、人口カバレッジを85%に高めるとしている。