[HTML]
H1

詳細ページ

お知らせ表示

2016.02

  • 香港
  • モバイル
香港政府、3年内にWi-Fiホットスポット数の倍増を目指す

香港では、2014年に発表された「デジタル21戦略2014」を推進する一環として、市民及び外国旅行者に対して、よりアクセスしやすく、かつ無料の公共Wi-Fiサービスの提供を実現していくとしている。2008年より政府によって提供されているこのサービスの名称は2014年4月に「Wi-Fi.HK」に統一され、完全無料、あるいは、一定の無料の時間帯を設けることで、利用者は事前登録なしで、一日当たり少なくとも30分間の利用が可能となっている。

2015年末現在、公共図書館や体育館など約600の公共施設におけるホットスポット数は3,000を超えている。

また、政府はPCCW-HKTやハチソンなど大手通信事業者のほか、サイバーポート・マネジメント株式会社といった関連組織と連携して、各機関の構築したWi-Fiも開放されるようになっている。その結果、「Wi-Fi.HK」のサービス名で利用できるホットスポット数は既に1万7,000を超えている。利用範囲は、コンビニや喫茶店、大学キャンパス、病院などに及ぶ。

2016年に発表された政府の計画では、向こう3年間で「Wi-Fi.HK」のホットスポット数を3万4,000に増やすとされる。また通信速度も現在の1-2Mbpsから4Mbpsに引上げる。またセキュリティを確保するために、政府は自ら設置したWi-Fiについて、24時間のシステム監視に加え、抜き打ち検査を定期的に行うとしている。