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2017.11

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台湾通信放送委員会、2017年9月末現在のWi-Fi敷設状況を公表

台湾通信放送委員会(NCC)は2017年10月、同9月末時点の台湾における「iTaiwan」を含む無料公共Wi-Fiホットスポット数が合計で1万129に達したと発表した。

「iTaiwan」は中央及び地方の行政機関によって運用されているもので、2011年10月よりサービス開始された。離島も含む台湾全土にある郵便局や駅、図書館、病院など公的機関を中心にホットスポットが設けられている。

2013年5月以降、外国人観光者も同サービスを利用できるようになった。利用するのにあたって、観光局のサービス・カウンターやトラベル・サービス・センターでの申請が必要となっているが、事前申請により、到着した空港ロビーでのアカウントの取得ができる。有効期限は30日間で、延長手続きをすれば、60日あるいは90日間まで延長可能となっている。

このほか、台北市では「Taipei Free」、新北市では「New Taipei」、台中市では「iTaichung」、台南市では「Tainan-WiFi」といった具合に、各自治体によって独自運用されている公共Wi-Fiサービスも多数存在する。「iTaiwan」のアカウントがあれば、これらサービスの無料での利用もできる。また、「Taipei Free」なら、主要ホテルのカウンターを通じての申請も可能となっており、「Taipei Free」のアカウントを先に入手できれば、「iTaiwan」も利用できるようになっている。

一方、通信事業者各社がオフロードの目的でWi-Fiを構築しており、同時点における中華電信、台湾モバイル、及び遠傳電信の所有するホットスポット数はそれぞれ、6万2,961、7,036、7,612である。

へき地におけるWi-Fiの構築について、NCCはユニバーサルサービス基金に加え、「ユニバーサルサービス地域のブロードバンドアクセス環境」計画に基づき費用を拠出し、サービスの改善に取組んでいる。