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2016.09

  • シンガポール
  • スマート社会
新・情報通信基本計画に資するため情報通信開発庁とメディア開発庁が統合へ

シンガポール国会は2016年8月、通信部門の規制機関である情報通信開発庁(IDA)と、メディア部門の規制機関であるメディア開発庁(MDA)を統合し、新たに「情報通信メディア開発庁(IMDA)」を設置することを承認した。

政府は2015年8月、2006年から2015年までの情報通信基本計画であった「iN(インテリジェント・ネイション)2015」に代わる、新たな情報通信基本計画「インフォコム・メディア2025(Infocomm Media 2025)」を立ち上げている。

新計画は、iN2015の基本ビジョンを継承しつつ、同時期のコンテンツ振興政策であった「シンガポールメディア融合計画(Singapore Media Fusion Plan)」を統合、ICTインフラ及びアプリケーションとコンテンツのエコシステム構築を強調する内容となっている。

IMDAは、IDA及びMDAが所掌してきた電気通信法や放送法等の法令や、「個人データ保護委員会」が所掌してきた個人情報保護法令について、改めて総合的に所掌し、新計画の円滑な実施に資することが期待されている。

また、新たに「政府技術庁(Government Technology Agency: GovTech)」が設立されることも承認され、首相府が推進するスマート・ネイション・プロジェクトにおいて不可欠となる公的ICTインフラを構築する役割をIDAから継承することになった。