[HTML]
H1

詳細ページ

お知らせ表示

2017.01

  • 韓国
  • 次世代ICT
Connected Car事業に乗り出す通信キャリア

世界に先駆けた5G商用サービス化を目指す韓国のモバイルキャリア3社は、代表的な5G活用サービスとしてConnected Car開発にこぞって力を入れている。

SKテレコムはBMWと組んで、5G活用のConnected Car技術を2016年11月に世界に先駆けて公開した。両社は5G対応端末搭載のコネクティッドカー「T5」を公開。これまでの5G試験ネットワークが小規模単位で構築されたのに対し、今回の試験ネットワークは2.6kmのトラックをカバーする広範囲で構築された。SKテレコムはソウル大学等と組んで自動走行技術開発も進めている。2016年10月には関連技術開発でインテルと提携。2017年には道路上で5G基盤のコネクティッド自動走行技術とサービスを実証する方針。

KTは先進運転支援システム(ADAS)開発投資を進めており、関連技術開発のためスタートアップ企業CarViに20億ウォンを投資するなど共同開発を進めている。京畿道での自動走行車実証団地整備事業にも参加し、今後は自動走行車関連技術開発に拍車をかける方針。

LG U+は2016年9月から、双竜自動車、インドのマヒンドラグループ系列社とLTE基盤のConnected Car事業での協力を進めており、今後3年以内でConnected Carサービスを発売する計画である。

他方、サムスン電子も2016年に、Connected Carソリューション「サムスン・コネクトオート」の公開、11月には米国の自動車部品大手ハーマン買収発表で、Connected Carのトータルソリューション企業への脱皮を図ろうとしている。