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2016.02

  • 韓国
  • クラウド、ビッグデータ、コネクティッド
IoT市場動向-スマートホーム等個人向けIoTサービスが続々登場

2016年もグローバルなICT分野ではIoTがキートレンドとなっているが、韓国ICT分野においても引き続きIoTが最大のトレンドとなっている。政策面でも2014年から多面的なIoT促進策が導入され、IoT専門ベンチャーの海外展開につなげようとしている。

通信キャリアや大手メーカーも2015年からIoTビジネスに本腰を入れている。本業の通信ビジネスの成長が見込めない中、キャリアにとってIoTは今後の重要な成長エンジンという位置づけである。大手キャリアのKT、SKテレコム、LG U+の3社は2015年中にスマホアプリで家の状態を遠隔制御できるIoTスマートホームサービスを本格化。中でも、総合通信キャリアLG U+は、2020年までに世界最高のIoT企業になることを目指し、IoT事業に最も力を入れる。LG U+のスマートホームIoT加入者は2016年2月に20万人を超え、最も人気のサービスは、窓やドアの開閉をスマホに通知する開閉感知センサー。キャリア各社はスマートホームIoTラインナップと提携事業者を拡大中。

メーカーのサムスン電子は2020年には全ての自社製品をIoTでつなぐ計画を打ち出しており、2016年中はIoTを中核に据える。一方、LG電子はIoT対応家電を増やす方向ではなく、既存の家電に取り付け可能なセンサーでIoT環境を実現することで、スマートホームの早期普及拡大を狙う戦略。

政府統計によると、2015年から国内IoT市場規模は前年比28%成長の4兆8,125億ウォン(約4,813億円)。IoT活用サービス分野別では、スマートホームやヘルスケアを含む個人向けサービスが31%と最も多いことが特徴。個人向けIoT製品として、自動水やり機能付きのスマート植木鉢やお肌の状態を測定できるマジックミラーといったアイディア商品も登場している。