[HTML]
H1

詳細ページ

お知らせ表示

2016.09

  • インドネシア
  • クラウド、ビッグデータ、コネクティッド
SNSサービスの展開と支払い手段の多様化

2016年8月、国営銀行の一つであるマンディリは、Facebookと組んで、Facebook上の広告に対する支払いをDebit決済で可能とした。これまでもカード決済を行っていたが、カードの審査に通らない層をも取り込むための展開と見られる。

この措置は、主として広告をSNS上で展開している国内の6,000万近い中小企業の取り込みとしており、今後5年間でデジタル化する中小企業が急拡大することを見越しての措置である。マンディリの顧客数は1,700万程度で、そのうち中小企業が85万程度。また、2020年までの計画に織り込むなど、ASEANを上げて、中小企業によるICT化を促進する方向にある。

銀行の側では、近年は手数料収入が、収益の大きな部分を占めるようになってきている。マンディリの場合、今年に入っての手数料収入は700億円程度で全体の収益の14.5パーセントを占める。そして、その大部分は、管理料、送金手数料が占めているようである。

インドネシアはFacebook大国であり、6月には1億1,000万のアクティブなユーザを抱えているとFacebookは、発表している。また、同国におけるWeb広告の売上高の一位、二位はGoogleとFacebookである。