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2016.01

  • インド
  • 次世代ICT
Googleのインドでの事業展開について

2015年にGoogleのCEOに就任したインド出身のピチャイ氏が12月にインドを初めて公式訪問し、モディ首相との会見や各種会議においてインド事業の進展状況や今後の方向性について語った。

それによると同社は、2003年に英語での検索エンジンの提供を開始したのを手始めに各種のインド事業を開始し、当初は4人だった従業員数が現在は1,700人にまで成長し米国に次ぐ最大規模の拠点となった。その後インドの地域言語による検索システムを開発・導入し、特にヒンズー語による音声入力システムでネットサービスの普及に貢献している。

今後同社は以下の三つの分野においてインドに貢献していくとしている。
  • ネット接続環境の改善
    • 駅でのWi-Fiサービスの提供:インド国鉄の通信事業部門RailTelと提携し、2016年末までに乗降客の多い100駅にWi-Fiサービスを導入、最終目標はインド全土の400駅に配備する。2016年1月よりムンバイ中央駅構内でWi-Fiサービスの提供を開始。
    • Tata Trustとの協力による農村部女性へのインターネット自転車の提供(現在1,000か村に普及、3年以内に30万か村に普及計画)
  • インドの通信環境に合致した新しいOTTサービスの提供
    • モバイルChromeブラウザのデータセーバーモード(テキストのみ利用するため高速)
    • Google Mapのリアルタイム・ナビ/サーチ
    • YouTubeのオフラインモード
  • 人材育成
    • アンドロイド開発者の育成(大学30校と全国技能開発公社(National Skill Development Corporation)と協力して200万人を輩出予定)
    • Google Cloudプラットフォームを利用した事業開発に関して1,000のベンチャー企業に2万USDを提供。
    • YouTube Space Munbaiにおいてコンテンツ・クリエイターを育成。