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2015.10

  • インド
  • モバイル
インドにおける4G(LTE)サービスの展開状況

インドのモバイルキャリアが4G(LTE)サービスの展開を進めている。

携帯最大手バルティ・エアテルは2015年8月に全国296都市でサービスの提供を開始した。既に一部の都市では開始していたが大規模な全国展開となった。通販大手Flipkartとサムスン電子と協力して端末とサービスをバンドルしており、SIMはエアテル・ストア、サムスン小売店で入手でき、月額契約者には宅配も可能となっている。3Gのデータプランと同じく25INRから始められ、999INRのInfinity Planでは無制限音声通話と、Wynkアプリの利用(無制限音楽ストリーミング/ダウンロード、1か月に五つまでの無料映画視聴、ともに6か月間有効)が可能。Flexpageと呼ばれるプラットフォームでデータ利用量をチェックできアラートも受け取れる仕様となっている。

その他のキャリアも2015年末から2016年にかけての4G(LTE)サービス提供の開始を予定している。ボーダフォン・インディアは2015年12月末までにデリー、ムンバイ、ケララ州でサービスの提供を開始すると発表した。アイデア・セルラーは2016年前半に750の大小都市でサービスを開始するという。

かねてよりリライアンス・ジオ・インフォコムも2015年12月からのサービス開始を表明していたが、最新の情報では商用サービスの開始は2016年春になる見込みである。2015年9月にリライアンス・コミュニケーションズとの提携を発表し確実なサービス提供に向けた足場固めを行ったところである。

またMTNLはデリーとムンバイで2017年にサービスを開始するとの報道が為されている。

バルティ・エアテルが先行した4G(LTE)サービスの競争も2015年末からは他のキャリアも参入し競争が活発化していくものと考えられる。各社がどのようなサービスを展開していくのか注目が集まっている。