ASEANは、2015年11月26、27日に、ダナン（ベトナム）にて、第14回情報通信大臣会合を開催し、「ダナン宣言」を採択した。
会合においては、「ASEAN ICT マスタープラン2015」の完遂を確認し、地域におけるデジタルエコノミーの進展、ICTコネクティビティの推進、人材育成の進展、セキュリティ向上への取組について確認した。
そして、2016年から2020年にかけての政策目標である「ASEAN ICT マスタープラン2020」を公表した。マスタープランは、８つの戦略的推進事項として（１）経済統合及び移行、（２）ICTを通じた諸国民の統合とエンパワメント、（３）イノベーション、（４）ICTインフラ開発、（５）人的資本開発、（６）単一市場におけるICT、（７）ニューメディアとそのコンテント、（８）情報セキュリティと確実性を設定した。
最終的に、本会合では「デジタルにイネーブルで、インクルーシブ、セキュア、かつサステイナブルなASEAN共同体に向けて」と題された「ダナン宣言」を採択した。
27日には、第10回日・ASEAN情報通信大臣会合も同じ場所で開催され、我が国は「ASEAN ICT マスタープラン2020」を受けた協力ビジョンである「ASEAN スマートICT コネクティビティ(ASEAN Smart ICT Connectivity: ASIC)」を共同発表した。