2014年11月20日、移動体通信事業者のMTN Irancellは、イラン第2の都市マシュハドで国内初となる商用LTEサービスを開始した。同社はマシュハドに続いて12月1日からキャラジでもサービスを開始した。そして、12月3日にはLTEサービスのカバレッジ拡大を発表し、新たにオールミーイェ、バーボル、タブリーズ、テヘラン、コム、ハマダーンでサービスを開始した。
MTN IrancellのDezfouli最高経営責任者は、2014年末までに州の中心都市でサービスを開始し、カバレッジを拡大する計画を明らかにした。また、LTEと並行して、現在31州75都市で展開されている3Gネットワークの拡大計画も示した。
12月24日にはモバイル・インターネット料金の値下げもMTN Irancellは実施した。1KBあたり5イラン・リアルの料金が、プリペイドサービスの利用者は1KBあたり0.75イラン・リアルに、ポストペイドのサービス利用者は同0.5イラン・リアルに引き下げられた。新料金は2Gから4Gのモバイル・インターネットを利用するすべての加入者に適用される。
MTN Irancellはモバイル・インターネット料金の値下げと併せて、多様な消費者のニーズに応えるために利用期限やデータ通信量が細かく設定されたモバイル・インターネットのパッケージサービスの提供を開始した。