2015年2月17日、イスラエル通信省はインターネット料金の引下げを目的とした固定ブロードバンド市場の改革実施を発表した。
現在、固定ブロードバンド市場はBezeqとHotの複占状態にあるが、改革の実施により、その他の事業者はBezeqとHotから卸売料金でブロードバンド基盤の購入が可能となる。そのため、消費者はインターネットに接続する際にISPと基盤で別々の事業者と契約する必要がなくなる。
通信省は一連の改革の実施により複占状態が解消され、サービスの改善と料金の低下につながると見込んでおり、料金については、一般的な利用者で1か月あたり数十新シェケル（1新シェケルは約30円）の節約になると試算している。
通信省は、事業者の乗り換えに関する市民の質問に対応する部局と、事業者間の紛争処理に対応する部局を設置し、改革を確実なものとする態勢を整えている。