[HTML]
H1

詳細ページ

お知らせ表示

2017.05

  • ポーランド
  • 電波関連
規制機関UKE、450MHz帯のオークションを検討

2017年3月、規制機関である電子通信局(UKE)は、450 MHz帯の4.5 MHz×2(452.5125-457.0125 MHz/ 462.5125-467.0125 MHz)に関してオークションを実施する計画を発表した。同帯域は、既存事業者オレンジ・ポルスカ(ORANGE POLSKA)が周波数免許を保有していたが、UKEが提示した免許更新料が高額であるため、同社が免許更新を行わない方針を決定したことが背景にある。

同免許は2016年末に期限が切れていたが、オレンジ・ポルスカは、その後も臨時免許を得てCDMA 450サービスを提供している。同社のCDMA 450サービスの加入者は2016年9月現在約27,000人であり、年々加入者が減少している。UKEが提示した450 MHz帯の免許更新料は、1億1,550万ポーランドズロチ(PLN)であり、オレンジ・ポルスカは、この金額が自社の利益に見合わないと判断。既存のCDMA 450サービスの加入者を、別の帯域で提供中のサービスに移行させる計画も検討している。

UKEは、2017年4月18日に、同帯域の割当て手続きに関するコンサルテーションを開始した。割当てに関しては、入札、競争計画、財務信頼性を評価項目にして免許人を選定するとしており、このうち入札額が最も重視される。コンサルテーションで提案された入札最低価格は5,635万PLN、免許期間は15年である。そのほか、UKEは、2020年までに700MHz帯のオークションを実施することを検討している。