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2012.10

  • フィンランド
  • 放送・メディア
フィンランド政府は新たな電子メディア政策を採択

2012年9月26日、政府は電子メディア政策を採択した。同政策は主に放送分野を対象としており、周波数利用、事業免許の交付、番組コンテンツの基準等についての変更点や目安が記されている。

周波数利用について、現在テレビ放送で使用されている700MHz帯は2017年に無線ブロードバンド用に割り当てられる。この措置により、新たな番組送信経路の確保や、ブロードバンド接続で欧州を先導するといった政府プログラムの達成が促進される。

2016年に期限を迎える放送関連の事業免許については、テレビの番組免許やラジオの事業免許の交付手続きをフィンランド通信規制庁(FICORA)に移管するなどして合理化を図る。ネットワーク免許については従来通り申請者の比較審査による交付を予定している。

放送会社法で公共放送サービスに指定されているMTV3、Nelonen、FOXといった民間放送事業者には、フィンランド語とスウェーデン語によるニュース、時事番組、ドキュメンタリー番組の放送が期待される。関連して独立系の会社が制作した番組の放送時間を現在の15%から19%に拡大し、番組予算も増やすという目標が掲げられている。