通信大手テレフォニカは、4月18日、ファーウェイのソリューションを用いて、インテリジェントネットワーク管理のためのサービス・オペレーション・センター（SOC）の運用を、アルゼンチン、チリ、ドイツで初めて開始したと発表した。同社の事業への人工知能（AI）導入に向けた最初の一歩になる。
これらのSOCは、画期的プロジェクトの第一段階である。現段階ではモバイルサービスのみにおける顧客のサービス体験の正確な状態を、同社がリアルタイムで捉えられるようにする。SOCの目的は、顧客が求めるサービスをいつでも体験できるように、良質な接続とパフォーマンスを保証することである。
SOCはネットワークを通して提供されるサービスに関する分析技術を用いる。この技術によって、テレフォニカは出来事を予測し、顧客体験を改善するための予防的手段を発見できるようにする。同社が活動するすべての国に導入されるこの取組みによって、テレフォニカは、ネットワーク管理のパラダイムを、顧客に提供されるサービスの質をリアルタイムで管理できるモデルに進化させる、と説明している。