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2017.02

  • オランダ
  • 電波関連
700 MHz、1.4 GHz及び2.1 GHzのオークションの実施方針

オランダ経済省(Ministry of Economic Affairs: MEA)は2017年2月、700 MHz、1.4 GHz及び2.1 GHzのオークションで、周波数キャップとカバレッジ義務を課す方針を示した(注1)。700 MHzと1.4 GHzは新規に割り当てる一方、2.1 GHzは2021年に免許期限を迎える既存免許の再割当てを行うもので、オークションは2019年にコンビナトリアル・クロックオークション方式で実施される予定である。

◇周波数キャップ
既存のMNO(Mobile Network Operators)に対しては、1GHz以下の周波数(700 MHz、800 MHz及び900 MHz)の保有量に対して、2 x 30 MHzの周波数キャップを課す。現在、800 MHzと900 MHzの保有状況は、KPNとVodafoneが2 x 20 MHz、T-Mobileが2 x 15 MHz、Tele2が2 x 10 MHzとなっている。

また、MNOは、モバイルサービスに利用可能な周波数総量の3分の1を超えて保有することはできない。ただし、1.4 GHzは、現在、ダウンリンクのみに使用可能であるため、周波数キャップの対象となる周波数には含めない。

◇カバレッジ義務
700 MHzの免許人に対して、98%のカバレッジ(表面カバレッジ)を課す見通しで、カバレッジ義務の達成にあたっては、周波数中立(“frequency-neutral”)が採用され、700 MHz、800 MHz又は900 MHzのいずれの周波数も利用することができる。また、遅くとも5年以内に、主要な高速道路とセカンダリー道路、水路、鉄道、空港をカバーすることが求められる。

カバレッジ義務は、800 MHz及び/又は900 MHzを保有する700 MHz免許人に適用されるが、700 MHzのみしか保有していない新規参入者に対しては適用されない。