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2016.06

  • イタリア
  • 放送・メディア
TIM、グーグルと共同で開発したアンドロイドベースの4K対応セットトップボックスを公開

イタリアの総合通信事業者であるTIMは、5月26日、グーグルと共同で開発したアンドロイドベースの4K対応セットトップボックス(STB)「TIMvision」を公開した。

このSTBは、4KインターネットTVのほか、音声検索可能なリモコンや新世代プロセッサを搭載している。また、新たなデコーダーによるオープン・プラットフォームに対応しているため、TIMのオンデマンドTVとその他のウェブ・コンテンツも視聴可能で、直接オンライン動画やニュース、ゲーム等、Google Playのアプリにアクセスできる。その他、4K動画、動画ストリーミングに対応したWi-Fi接続、標準DVD-T2規格の放送、Google Cast、Google Photoのアプリにも対応している。

サービス開始は、6月を予定しており、TIM Smartの加入者向けにはプロモーション価格の月2ユーロ(約247円)で提供される。

欧州では、TIMとグーグルのSTB共同開発に代表されるような、通信事業者による放送市場でのより広範なデジタル戦略が活発化している。フランスでは、2015年3月に、大手固定ブロードバンド事業者Freeによる4K対応のアンドロイドTV STB「Freebox mini 4K」が発表された。また、2016年5月頭には、英国の旧国営通信事業者であるBTがUEFAチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの決勝戦をそれぞれYouTubeで無料配信する契約を締結した。