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2017.03

  • イギリス
  • 電波関連
Arqivaが28GHz帯の5Gフィールドトライアルを2017年に実施する方針

英国のネットワークインフラ会社のArqivaと韓国のSamsung電子は2017年2月14日、英国初となる5Gに基づいた固定無線アクセス(Fixed Wireless Access: FWA)技術のフィールドトライアルを実施するため、パートナーシップを組むことを発表した(注1)。トライアルは2017年下半期にロンドン中心部で開始される予定で、28 GHz帯を使ってエンド・ツー・エンドの5G FWAネットワークを構築する計画となっている。Arqivaは28MHz帯の周波数免許を全国規模で保有しており、FTTHやFTTB(Fiber-to-the-Home/Building)の代替手段としての可能性について実証する。

28GHz帯の免許は、かつてブロードバンド固定無線アクセス(Broadband Fixed Wireless Access: BFWA)免許と呼ばれていたもので、2000年11月に地域免許としてオークションによって割り当てられたものである。免許期間は15年間で、2015年12月31日が免許期限であった。しかし、2012年に当時の免許人であるUrban WimaxやCable & Wirelessが、免許期間の延長を要望したことから、通信庁(Office of Communications: Ofcom)は公開諮問の手続きを経て、当該免許を周波数アクセス免許として免許期間を延長し、2016年1月1日より、地理的地域ごとに経済的価値を加味した(Administered Incentive Pricing AIP)ベースの料額の適用を決定した。