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2016.02

  • イギリス
  • スマート社会
環境・食糧・農村地域省、衛星から得られる情報を環境保全に活用する取組みを開始

環境・食糧・農村地域省(Defra)は、2月2日、地球および英国の自然環境の保護・改善を目的とした衛星プログラムを開始したと発表した。

Defraは、欧州連合および欧州宇宙機関(ESA)が開始した地球観測プログラム「コペルニクス計画」から得られる情報を活用することで、環境をより的確に把握し、同省が携わる事業の運営管理に役立てる事が出来ると説明しており、環境保全を目的とした衛星からの情報活用は欧州では初めてとなる。

2015年12月にイングランド北部において洪水が多発した際には、同衛星プログラムの地球観測衛星の1つであるセンチネル1が起動され、洪水被害に遭った農場に関するデータを提供することで緊急対応を速やかに進めることが出来たとしている。

同省はまた、衛星から得られる地球観測データを、水質改善、生物の多様性の向上、森林地帯の管理等にいかに活用可能かを検証するための6プロジェクトを実施しており、今後長期的に衛星から得られるデータを積極的に利用することで、地球および英国の環境保全に努めたいとしている。