政府のイノベーション推進機関であるイノベートUKは2月6日、データの有効活用を通した諸決定の実施・推進を目的とした防衛省による助成申請受付を発表した。
これまで同省の職員が行ってきたデータ分析や決定作業を、新しい技術やソリューションを用いた方法に移行させる動きで、2段階に分けて助成金が付与される。
まず、第1段階でいくつかの技術・ソリューションを選出し試行テストを実施する。助成額は最大300万ポンド(約4億2,000万円)。次に、最も評価が高かった技術・ソリューションに対し、追加的に最大300万ポンドが助成され、さらなる試行実験を行うとしている。
防衛省が求めているのは主に以下の3分野における技術となっている。
- 新しいセンサーの急速自動インテグレーション
- 機械学習アルゴリズムやAIの革新的活用を通して軍の優位性に関する判断を行うことで、貴重な人材の有効活用を進める
- オペレーターコグニティブキャパシティの有効活用。特に人間と機械のチーム化