BBCは、次世代を担う若者のデジタルスキルの育成を目的に進めている一連の取組「Make it Digital」の一環で開発した小型コンピューター「BBC micro:bit」を、一般向けに販売開始した。
これは、コンピューター大手のARMをはじめ、大手銀行バークレイズ、マイクロソフト、サムスン、ノルディックセミコンダクター、ランカスター大学等を含む29組織・機関が協力し開発したポケットサイズ(4×5cm)の小型コンピューターである。
BBCが提供する同コンピューター向けウェブサイトで提供している4つのコードエディター(Java Script、MicrosoftのBlock EditorおよびTouch Develop、Python)を利用すれば、簡単なゲームやスマートウォッチ、フィットネス向け端末として利用が可能。学校や家庭でコーディングに親しめるよう、教師や保護者向けの教材もオンラインで提供されている。
同コンピューターは国内の中等教育1年生(11-12歳)の全生徒約対し無償で提供される予定で、既に80%に当る約75万人に提供が完了しており、このたび、BBCがリーズに拠点を置く製造業者エレメント14とライセンス契約を交わし、広く一般にも販売されることになった。値段は、12.99ポンド(約2,080円)と安く設定されている。