通信・エネルギー・自然資源省は、12月22日、インターネットの利用経験がない約1万2,000人の市民向けに、ネット利用の基礎知識習得を目的とした29のプロジェクトに、約54万ユーロを助成すると発表した。
これは、第3セクターや非営利団体が実施するデジタルリテラシー向上プロジェクトに対して政府が資金拠出する「BenefIT」プログラムの一環。電子メール、ソーシャルメディア、ビデオ通話、オンラインでの公共サービス利用、ネット銀行、インターネットTVやその他のネットサービスの利用の基礎を身に着ける講習を、コミュニティやボランティア団体を通じて実施する。
今回の投資により、BenefITを通じて支援を受ける成人の数は、2008年の開始以降、合計11万4,000人になる予定。中央統計局によると、ネット利用経験のない成人の割合は6人に1人と、前回の統計時の5人に1人から減少しており、BenefITプログラムでは、2016年末までにその数を半減させる目標を立てている。