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2017.11

  • EU
  • クラウド、ビッグデータ、電子政府
EUのスーパーコンピュータ計画への参加国が拡大

EUの高性能コンピューティング(HPC)計画「EuroHPC」への参加国が拡大している。

2017年3月、フランス、ドイツ、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル、スペインの7か国は、エクサスケール(1秒間に100京回の演算能力)のスーパーコンピュータを開発し、2022年までに世界の上位3番手までに入ることを目標として掲げるEuroHPC計画の宣言に署名した。EUは、1990年代のエアバス(航空機)、2000年代のガリレオ(衛星)に次ぐ中核プロジェクトとしてEuroHPCを位置付け、スーパーコンピュータを基盤とするデータインフラによって、科学共同体、大規模産業、中小企業、公共部門などに様々な恩恵がもたらされるとして、その計画の重要性を強調している。

当初7か国の署名によって開始されたEuroHPCであるが、参加を表明する国が相次いでおり、2017年6月にベルギー、7月にスロベニア、10月にはブルガリアとスイスが宣言に署名し、2017年10月現在、EuroHPCへの参加国は計11か国となっている。