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2018.01

  • アメリカ
  • 電波関連
AT&Tが2018年後半に10都市以上でモバイル5Gサービスを開始

AT&Tは2018年1月4日、2018年後半に10都市以上で、コンシューマー向けのモバイル5Gサービスの提供を開始することを発表した(注1)。同社の5Gサービスは、2017年12月に3GPPが仕様策定を完了した「Non-Standalone (NSA) 5G NR」の標準仕様に基づくもので、モバイル5Gサービスを提供する米国初の事業者となる見通しである。ただし、現時点では、モバイル5Gサービスで使用する周波数帯や、サービスを開始する都市名等の詳細な計画は明らかにされていない。

AT&Tは、Qualcomm等のベンダーと協力しながら、ミリ波帯に対応したモバイルネットワークやスマートフォンの開発を行っている。Qualcommは2017年10月、モバイル端末向けの5Gモデムのチップセットを開発しており、2019年上半期にはSnapdragon X50 5G NRモデムシリーズが商用網で導入される見通しである。

AT&Tは、超高速や超低遅延などの特徴を有する5Gによって、VR(仮想現実)、自動運転、4K映像といったサービス提供を加速化させ、コンシューマー向けサービスに加えて、あらゆる規模の産業分野にも5G技術を展開していく方針を示している。