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2015.12

  • アメリカ
  • クラウド、ビッグデータ、電子政府
コンピュータ・サイエンスを初等中等の教育課程に組み込む新法成立

オバマ大統領は、12月10日、小学校や中学校の教育課程にコンピュータ・サイエンスを数学や英語などと同じく重要な科目に指定する「Every Student Succeeds Act」に署名した。連邦補助金を州・地方自治体が分配する際には、コンピュータ・サイエンスが従来の重要科目と同等に扱われることになる。

学生のプログラミング教育支援団体Code.orgによると、ここ2年の間に大都市の100学区のほぼ全てでコンピュータ・サイエンス分野の授業が行われるようになっているが、全国的に見るとコンピュータ・サイエンス授業がある学校は4校に1校程度で、27州ではコンピュータ・サイエンスの授業で数学・科学単位を取得できないとのこと。

新法は2001年成立の「No Child Left Behind Act」に取って代わるものであり、授業にコンピュータ・サイエンスを取り入れる学校をさらに拡大することが期待されている。テクノロジー業界は慢性的な人材不足に悩まされていることから、新法の成立は同業界にとっても朗報になる。