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2015.11

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著作権法の新たな適用免除、タブレットや自動車のソフトウェアに拡大

連邦議会図書館著作権局は、10月27日、3年ごとに行われるデジタル世紀著作権法(DCMA)の改定で、適用免除項目を拡大した。

今回の改訂では、ロックを解除できる無線通信機器も増え、スマートフォンだけでなく、タブレットやモバイルWi-Fiルーター、ウェアラブル端末、スマートメーター等も合法となった。また、著作権を侵害しない範囲で、スマートフォンやタブレット、スマートTVの「ジェイルブレイク」を行うことも認められた。

この他に、研究者が自動車に搭載されたソフトウェアのセキュリティ面での欠陥を調査するためにソフトウェア分析を行うことはDCMAに抵触しないとの見解を示した。

自動車メーカーや一部の行政機関は、自動車のソフトウェアをDCMAの適用免除とすることに反対していたが、自動車のソフトウェアに多くの脆弱性があることが知られつつある現在、DCMAによって研究者の調査を阻むことは望ましくないとの声は高まっており、現行法がなければフォルクスワーゲンの違法ソフト使用ももっと早くに判明していたはずとの意見も出ていた。