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2018.01

  • アメリカ
  • ブロードバンド・ICT基盤整備
トランプ政権の安全保障戦略、5Gやサイバー空間を重視

トランプ政権は12月18日、米国第一を掲げた新たな安全保障戦略を発表し、次世代5G移動通信技術による機密性に優れたインターネット通信を全国に展開することで米国のデジタル・インフラを改善することを優先課題の1つとして挙げた。

5Gサービスの提供を計画する移動通信事業者等はこれを歓迎。CTIAのメレディス・アトウェル・ベイカー会長は、「政府が安全保障戦略で次世代移動通信網の重要性を認識したことに満足している」「米国が中国やロシアなどとの5G通信の普及に向けた競争に勝つためには、政府がさらに多くの周波数を開放し、移動通信インフラに関する規則を現代化していかねばならない」との声明を発表した。

今回発表された安全保障戦略は、サイバー空間対策にもかなりの重点を置く。犯罪者がオンライン・マーケットプレイスや電子通貨などを犯罪行為に用いることを防ぐために高度な捜査ツールを用いる必要があるとした上で、米国の今後の発展と安全保障はサイバー時代の課題やチャンスにどう対応していくかにかかっているとしている。